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 世間では、家相はこんなふうに言われています。
 「北東の鬼門に水まわりをつくると、災いが起こるらしい」
 「玄関が鬼門にかかっていると、不幸な出来事が訪れるらしい」
 「台所の位置が悪いと、家族に病人がでるらしい」
 あなた自身は気にしなくても、親戚から言われることもあるでしょう。

 家は一生のうちで最も大きな買い物です。
 一生懸命働いて貯めた貯金をはたき、何十年にも及ぶ長期ローンを組んでまで夢見るもの、それが「家」です。
 それこそ、清水の舞台から飛び降りるような覚悟でする大きな買い物なのですから、
 「縁起の良い家に住みたい!」
 「明るく楽しい毎日を過ごしたい!」
 そう願うのは、誰にとっても当たり前のことです。

 それでは、そもそも、家相とはいったい何なのでしょうか。

 家相は、中国で生まれた陰陽五行説(おんみょうごぎょうせつ)をもとにしていると言われています。何年か前にテレビや映画で話題になった「陰影師(おんみょうじ)」の安倍清明(あべのせいめい)は、家相を含めた古代中国の様々な占いを研究した人物として知られています。

 家相が日本に入ってきたのは、奈良時代の頃です。
 昔は今のように新聞やテレビを通じて役に立つ情報を得ることができませんでしたから、昔の人たちは、かけがえのない家族をケガや病気から守るために、また、精魂を込めて育てた農作物を自然災害などから守るために、そして、少しでも快適で幸せな毎日を送るために、様々な知恵をしぼって占いの類を生み出し、活用していたのです。

 しかし、昔と今とでは時代が違います。
 昔は当たり前だったことでも、今の世の中ではそぐわないこともたくさんあります。
 古くからの言い伝えを忠実に守るのはもちろん大切です。
 でも、その言い伝えを鵜呑みにしたり、その真の意味を知らずにただ振り回されたりするだけだとしたら、かえって快適な生活を送ることができなくなってしまいます。

 家づくりも同じです。
 時代は変わりました。

 家相は、知識として身につけておくのは良いことですが、気にしすぎたり振り回されたりする必要はありません。
 あなたは本当に大切なことだけをおさえて、あとは家を建てるプロである建設会社に任せてほしいのです。

 しかし、そうはいっても、不安な気持ちもあるでしょう。
 世の中にはとんでもない悪徳業者がいるのも事実です。

 家相について、わからないことや気になることを営業マンや設計担当者に質問してみてください。
 何と答えるでしょうか?
 もし、そのとき納得のいく回答をくれなかったり、なんだか煮え切らない態度のままうやむやに流されてしまったり、「何も問題ない」の一点張りで、ちっとも話に耳を傾けてくれないとしたら…。
 住んでからメンテナンスが必要になったときに、また何かのトラブルが発生したときに「知らぬ、存ぜぬ」の一点張りで逃げられてしまうとしたら…。

 大切な家づくりをそんな会社に任せることはできませんね。

 

また、もうひとつ忘れてはならないことがあります。
 建設会社の中には、「家相を利用して建築費を上乗せしよう」、「オプション工事で儲けよう」と考えているところもあります。

 「このままでは縁起が悪いから、もう一部屋増やしましょう」
 「やっぱりうまくいきませんね。玄関を張り出したほうがいいですね」
と、家相を理由にムダなオプション工事を繰り返し、利益を上乗せするのです。

 その結果、あなたはどうなるでしょうか?

 当初予定していた建築費を大幅にオーバー、おまけに出来上がった家は住みにくくてしょうがない、そんな目も当てられない話だってゴロゴロしているのです。

 さらに、次のようなケースもあります。
 私は先日、こんな話を耳にしました。
 ある有名な建築家が、流行のデザイナーズ住宅を設計しました。その家は全面がガラス張りで、いかにもスタイリッシュな雰囲気であふれていたといいます。
 でも、その家のオーナーには、どうしても気になることがありました。
 それは、ガラスの家は防犯上、不安であるということ。いつなんどき泥棒に入られるか不安を抱えたまま生活するのは耐えられないという気持ちから、オーナーは建築家に設計変更を依頼しました。

 ところが、その建築家は何と答えたでしょうか。
 「問題ない。泥棒はガラスだけでなくどこからでも入る。気にする必要はない」
 さらに、
 「どうしても心配なら、犬を飼えばいい」
 「スタイリッシュな家にはドーベルマンがよく似合う」
と、設計を改めるどころか、犬を飼うことをすすめたのだといいます。

 結局、オーナーはこの建築家を断りました。

 自分の設計を優先させたいために、住む人の希望を後回しにする、住む人の意見にちっとも耳を傾けようとしない…、そんな建築家もいるということです。

 なんとも情けない話です。
 今さら言うまでもありませんが、家はそこに暮らす家族のためのものです。
 家は家族みんなが健やかに暮らすための生活の場であり、幸せな毎日を送るための安らぎの場です。
 家は、建築家のものではありません。
 家相をネタに、好き勝手なことをする建築家なんて、断じて許すわけにはいきません。

 ・ 相談したときに的確な返事ができない
 ・ 問題があったときには知らん顔
 ・ 何かと理由をつけてオプション工事を繰り返しすすめる
 ・ 気遣っているようなフリをして、建築家や営業マンの勝手で使い心地の悪い家にしてしまう
 ・ 住む人の気持ちをちっとも考えない

 あなたは、そんな建築家や会社に大切な家づくりを任せることができますか?

 

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